WSL 使いこなしとリモートアクセス
5月頃にCQ出版社から、マイコンでYoctoで、デバイスドライバー開発のハンズオン・セミナーを開催出来ないかと打診があったので少し考えた。
セミナーで使うマイコンクロス開発環境ツールはWindows限定。一方でYoctoはLinux必須、ターゲットマイコンを含めると三種類環境を使うハンズオンセミナーを、何とかしてコンパクトに使いこなす必要がある。
仮想環境は準備が重く、受講者持ち込みPCの性能に影響を受け易いので厳しい。そこで全てをWSL2の活用で何とかならないかと、調査・検討した。
思い起こせばWSL2は2020年の Microsoft Build での発表だった。個人的に USB とSSH Serverがどの様に取り扱われのかに、注目していた。
Scott Hanselman 氏のセッションでシームレスに SSH Serverが動作していたので、それを真似て環境を構築したことを覚えている。
そしてその後、SSH Serverを改良したとの記事を見た記憶があるので、それもまとめて整理、動作確認した。
以下が Microsoft Build で最初に公開された Scott Hanselman 氏のブログである。1か月後に、より簡単な手順が公開されたときに「DO NOT DO THE INSTRUCTIONS」と修正されたが、手順が少し複雑なだけで、問題なく動作する。また日本語検索では、この方法に似た方法しか出て来ないし、そのうち一部は正常動作しない。まさに「DO NOT DO THE INSTRUCTIONS」の方法である。
以下が約1か月後に公開されたブログである。
まずは今回のハンズオン・セミナーで使用する、Ubuntu 20.04を例に、WSL の一般的なインストール手順を示す。
注意点はまず実行PCのBIOSで、システムの仮想化を有効にしておく。Intel: VMX または VTx, VTT, VT-d など、AMD: SVM Mode または AMD-V などである。
次にコントロールパネルのWindowsの機能を開いて、Linux 用 Windows サブシステム を有効化しする。
この機能の有効化はあまり知られていないが、実体は C:\WINDOWS\System32\bash.exe のインストールである。この Windowsネイティブで動作するBashこそがWSL (1) の原点であり、また今回説明する THE EASY WAY 版OpenSSH の実体でもある。
テキストを参照!
## 参考のリンク
- Atomu Hidakaさんのブログ
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