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BLOG-ROMMER 日高のブログ

Windows 11

Windows 11 Operating System

MBR2GPT を歴史から考察

MBR2GPTを使いこなす の記事に続いて、MBR2GPT ネタである。

意外と知られていないことであるが、サポート問題を置いておけば、先日も指摘 の様に Windows 11 を新規インストールして使用するための物理的なインストール要件、つまり物理的な障害は、以下の2つである。

1.UEFI モードでWindows が起動し、セキュアブート対応
2.TPM(1.2または 2.0)が稼働

メモリー容量とマルチプロセッサー要件は必須であるし、UEFIブート機能が無いBIOSのPCと、TPM非搭載か、または物理TPMソケットが無い機種は残念ながら Windows 11 インストール対象外である。

TPM 1.2搭載か、またはTPMソケット搭載機種には Windows 11 を新規インストール可能だ。以前ここの記事で書いたが、その後同じくゲタ作成手法やTPM 調達により、手持ち全てのTPMソケット環境(と言っても6台だが)に、 TPM を実装、認識させて、Windows 11 をインストールさせることが出来ている。 知らない人がものすごく多いが、CPU要件は関係無い。

ここで重要なことは、セキュアブートに必須なUEFI モードでWindows を起動するためには、Cドライブのディスクのパーティション管理がGPTである必要がある点だ。

Windows が使用可能なパーティション形式は、1982年の PC-DOSで導入されたMBR(Master Boot Record)形式と、2005年にWindows XP x64で導入のGPT(Guid Partition Table)形式の2種類である。

Windows 11 インストール要件緩和

12月初めにWindows 界隈でちょっとした騒ぎが起きた。原因は一見意味不明な以下のBlog記事の公開である。

https://techcommunity.microsoft.com/blog/windows-itpro-blog/tpm-2-0-%E2%...

世の中、特に日本語文化圏ではその内容を全く理解しないどころか、独自視点の誤った記事書き、挙句の果てにその記事を削除、訂正するという愚行であった。また似たような多くの Windows 11のインストール要件の知識が薄い一般ユーザーからの問い合わせがあったのであろう。その後改めて Microsoft からインストール要件の変更が無いことがアナウンスされた。

いずれにしても原因は、前述の一見意味不明なブログ記述である。

重要部分の抄訳は次の通り。

Windows 10 のサポート終了が近づいていることはご存じのとおりです。
Windows 11 では、TPM 2.0 の高度な暗号化技術により、以前のバージョンの TPM 1.2 と比較して、現代の IT インフラストラクチャ向けのより多用途で重要なキー管理が実現します。
セキュア ブートや Windows Hello for Business などの機能と統合された TPM 2.0 は、検証済みのソフトウェアのみが実行され、機密情報が保護されるようにすることで、セキュリティを強化します。実装には組織の変更が必要になることは事実です。しかし、これは今日の複雑なセキュリティの課題に、より効果的に対抗するための重要なステップとなります。

知っている人は直ぐに「あの事だ」とピンと来るわけだが、世の中の大部分の人は理解出来ない。挙句の果てにもしかして、インストール要件が無くなったと誤解したというのが恐らく事の顛末あろう。

最新WDKと24H2

最新WDKと24H2

WDK配布サイトで公開の最新バージョンは、10.0.26100.2454 だがリリース ノート
https://learn.microsoft.com/en-us/windows-hardware/drivers/wdk-release-n... には以下が掲載されていて、20204年の秋以降何回か入れ替えたので、段階的に機能追加されている。

Released March 14, 2025.
Version 10.0.26100.2161
Version 10.0.26100.1882
Version 10.0.26100.1591

一方でこれまでは、事前評価版の配布もとである、Preview Windows Insider での配布内容は、DevもCanary も、10.0.26100.1 と古すぎて、役に立たない。

ということで以降は2024年 11月末時点で最新版の 10.0.26100.2454 を対象として紹介するが、10.0.26100.* シリーズは過去何回か更新されて来たので、今後も更新される可能性がある。

Windows Update で Windows ビルド番号がときどき更新される様に、今後もWDK、SDKのバージョン番号も随時更新される可能性がある。
ちゅういされたい。

配布先は、「WDK」検索ですぐに見つかる以下である。前述の通りWDKのバージョン変更に備えてなのかが不明であるが、WDKのダウンロード先は固定リンクではない。

https://learn.microsoft.com/windows-hardware/drivers/download-the-wdk

今回というか、24H2世代における大きな変更点は、Visual Studioへのドライバー開発環境とテンプレートをインストールするVSIXが Vosual Stuio のオプションコンポーネントに移動したことである。
Windows Driver Kit の名目でオプション選択するこのコンポーネントを未インストールの環境に WDK をインストールしようとすると次の警告メッセージが出力されて、WDK インストールが失敗する。

Windows 11 24H2 リリース

今では毎年恒例の、秋の Windows 11 新リリース版の配布が順次始まった。Windows 11 24H2 が正式にリリースされた。
主なポイントは下記紹介ページに掲載の次の通り。

バージョン 24H2 Windows 11の新機能

- 機能が一時的なエンタープライズ管理下になくなった
- チェックポイント累積更新プログラム
- 24H2のCopilot+PC専用機能
- バージョン 23H2 以降にWindows 11に追加された機能
- Windows 11 バージョン 24H2 で削除された機能

Microsoft Developer Day 2024

先日、千代田区大手町、大手町プレイス (イーストタワー) で開催された「Microsoft Developer Day 〜 AIで開発者の力を最大限に引き出す」に、スタッフとして参加した。
日本マイクロソフトではこの様に不定期で、ときおり「今が旬」のトピックをテーマにしたイベントを開催するが、今回はまさに生成AIがテーマで、特に今注目を浴びつつあるマルチモーダルなエージェントがハイライトされていた様子である。

イベント開催ページの紹介によると、基調講演に加え、「AI Development(AI開発)」と「Developer Productivity(開発者の生産性)」の2つのトラックで合計12を超えるセッションが行われ、展示ブースやアンカンファレンス形式のネットワーキングパーティもあり、参加者は最新技術の情報を得るとともに、業界の専門家との交流を深めることができるとある。

実際に参加して、セッションはAzure AI活用、.NET、GitHub から、技術コミュニティ参加のすすめ、まで幅広いテーマで、生成AIにアプローチしていた。
個人的には、AIの倫理的に活用するための知識と、一般社団法人CTO協会の案内に興味を引いた。勿論知り合いの参加者も多く、パーティーやLTもあり、盛りだくさんのお祭りという感じであった。

Microsoft Developer Day

https://msevents.microsoft.com/event?id=1289012583

EnOcean アライアンスイベント 2024

11月8日に恒例の EnOcean Alliance 日本イベントが市ヶ谷で開催され、120名以上の参加者が集まった。

EnOcean Alliance での新しい情報としては、新製品のセンサーモジュールと通信モジュールが中心で、日本国内の市場も一段落した感があった。
参加各社からの個別事例の発表においては、生成AI関連に触れたのは弊社だけで、相変わらず生成AIのIoT応用の難しさと、日本国内のAI導入の遅れを確認した様に感じた。

毎年この秋の開催に合わせて、日本企業の活動内容や製品を載せた、EnOcean Alliance Journal が作成されて配布されている。

Microsoft コミュニティー15周年

Microsoft コミュニティー が15周年を迎えたとのこと。下記にします様な、いくつかオンラインのイベントが行われて、モデレーターにはマグカップとTシャツが配られた。

Microsoft コミュニティーが 15 周年を迎えました!

Celebrating 15 years of the Microsoft Community | Microsoft

YouTube: https://www.youtube.com/watch?v=bsslbp1-JKg

LinkedIn: https://www.linkedin.com/company/microsoft-support-community/posts/

WSL 使いこなしとリモートアクセス

5月頃にCQ出版社から、マイコンでYoctoで、デバイスドライバー開発のハンズオン・セミナーを開催出来ないかと打診があったので少し考えた。

セミナーで使うマイコンクロス開発環境ツールはWindows限定。一方でYoctoはLinux必須、ターゲットマイコンを含めると三種類環境を使うハンズオンセミナーを、何とかしてコンパクトに使いこなす必要がある。
仮想環境は準備が重く、受講者持ち込みPCの性能に影響を受け易いので厳しい。そこで全てをWSL2の活用で何とかならないかと、調査・検討した。

思い起こせばWSL2は2020年の Microsoft Build での発表だった。個人的に USB とSSH Serverがどの様に取り扱われのかに、注目していた。
Scott Hanselman 氏のセッションでシームレスに SSH Serverが動作していたので、それを真似て環境を構築したことを覚えている。
そしてその後、SSH Serverを改良したとの記事を見た記憶があるので、それもまとめて整理、動作確認した。

以下が Microsoft Build で最初に公開された Scott Hanselman 氏のブログである。1か月後に、より簡単な手順が公開されたときに「DO NOT DO THE INSTRUCTIONS」と修正されたが、手順が少し複雑なだけで、問題なく動作する。また日本語検索では、この方法に似た方法しか出て来ないし、そのうち一部は正常動作しない。まさに「DO NOT DO THE INSTRUCTIONS」の方法である。

今どきの構成証明書署名(2024年版)

前回記事から約5年で経って状況も代わって来たので、久しぶりにドライバー署名を取り上げる。ドライバー署名は、Windows ドライバー配布に、そして勿論開発にも必須である。現在の状況では、次の2種類がある。

1. HLK テスト済みのダッシュボードで署名されたドライバー
2. テスト シナリオ用の Windows 構成証明署名付きドライバー

わかり難い表現であるが、一般配布向けはHLK テスト済みのドライバー。試験的な配布ではテストしてない 構成証明署名付きドライバーの配布も可能である。

参考記事

https://learn.microsoft.com/ja-jp/windows-hardware/drivers/dashboard/cod...

ダッシュボードの管理画面

MBR2GPTを使いこなす

以前、TPM1.2 攻略 と関連情報で触れたが、Windows 11をインストールするためには、TPMのほかに 起動ドライブがGPT(GUID Partition Table) 形式であることが必要である。一般にはBIOSがUEFIモードでブート、とかセキュアブートが必要とも表現されるが、いずれもドライブが GPT 形式であることが大前提である。

GPT パーティション形式は、古くはWindows XP 64bit版 で導入された。しかしWindowsでは歴史的に 32bit アークテチャ(x86) が中心で普及し、昔からのMBR形式のパーティーションが利用されていることが多かった。GPT は物理フォーマットがMBRとは異なるため、データを持つ場合には容易にパーティション形式を変換出来ない。

例えば一番簡単に起動ドライブをGPT形式にする方法は、DISKPART コマンドのCLEANコマンドや Windows のインストール時の操作で、インストール先のCドライブを空にすることである。

しかし Windows 10のサポート終了の予定が明らかになった現在、従来形式のパーティーションテーブルを持つディスクドライブを、データを保持したままGPT形式に変換する要望もある。ここではその要望を叶える、現状の起動ドライブやWindowsシステムやCドライブのデータを保持したまま GPT パーティション形式に変換する MBR2GPT.EXE コマンドの使い方を紹介する。

MBR2GPT.EXE コマンドのリファレンスは以下に掲載されている。

https://learn.microsoft.com/ja-jp/windows/deployment/mbr-to-gpt

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